「しんぶん赤旗」2009/8/8
日本共産党に期待します
長崎市・C型肝炎患者 下田悦子さん
障害年金受給できた


 
「これで家族に心配かけなくてすみます」。高額の医療費に苦しんできたC型肝炎患者の下田悦子さん(53歳・仮名=長崎市在住=)は入院先の病院で安堵の表情を見せました。今月初め、社会保険庁から障害年金の受給決定通知を受け取ったからです。「共産党に相談してよかった」と喜んでいます。
(長崎 原口一二美)



 きっかけは、C型肝炎患者のネットで、「いろんなところに相談したが共産党だけが返事をくれた」の書き込みを見たことから。さっそく電話帳で調べ、党県委員会に電話しました。

 翌日、中西敦信市議が下田さんの自宅を訪問。相談の結果、肝硬変があることから障害者年金の申請をすることに。その数日後、症状が悪化し、入院しました。
 
 C型肝炎であることがわかったのは1994年。当時はまだ生活に余裕があり、インターフェロンによる治療を受けました。3割負担で1本5000円の注射を全部でヲ本打ちました。薬や点滴も合わせ、医療費が100万円近くかかったといいます。

 しかし、治療を受けたのは1、2年。不況の影響や子どもの学費など経済的に苦しくなって治療を断念。生活費を賄うために皿洗いや精肉店でパートとして働きました。

 体がだるくてたまらなかったといいます。熱が40度出て体がガタガタ震えても薬で抑え、仕事に行きました。「パートだから給料は5万円くらい。でも、それでも助かるんです」。近くの病院にかかったときは腹水が10`も溜まり、救急車で搬送されました。

 入院中も医療費のことが頭から離れなかったといいます。高額医療の限度額適用を受けても8万円は払わなくてはなりません。「貧乏人は死ねということでしょうか」。昨年の入院代も月1万円ずつ分割で支払ってきましたが、払えない月もあり、まだ残っていました。

 障害年金の受給が決まって喜ぶ下田さん。「共産党さんはすぐ来てくれるんですね。C型肝炎患者はどうしたらいいかわからないんです。いろんな方法があることを知らせてほしい」。

 総選挙で日本共産党にがんばってほしいと期待を寄せています。「治療さえ受けていればここまでならなかったのでは。お金がないために知らない間に肝硬変になっていた―。わたしのような人を二度と出したくありません」。