「しんぶん赤旗」2009/3/8
米空母入港抗議
 思いやり予算を雇用に 
   沢田妙子さんが訴え

 一日開かれた米原子力空母ステニスの佐世保入港抗議集会での青年の訴えを紹介します。訴えたのは佐世保民主商工会で働く沢田妙子さん(26)です。

 は業者の団体、民主商工会で働いています。今は所得税の確定申告相談のために忙しい毎日を過ごしています。

 業者は朝早くから夜遅くまで働き、厳しい生活を強いられています。わずかな所得でかなりの税金を支払っています。しかし、病気やけがで仕事ができなくなっても何の保障もありません。

 わたしの友人は結婚をし、もうすぐ子どもも生まれ、これからバラ色の人生を夢見ていたときに、今話題になっている雇用縮小で解雇になり、愛知から佐世保に帰ってきました。

 百年に一度の大不況と言われていますが、大企業や政府はこのような事態に陥ることはわかっていながら、自分たちの保身のみで改善しようとしていません。

 ステニスが入港したとき、野崎から抗議行動をしましたが、船の大きさに驚き、まるで島が動いているようでした。米軍への思いやり予算や日本の軍事費約五兆円を半分でも削れば、景気もよくなり、雇用も確保できるようになるのではないでしょうか。

 また、全国で米兵による犯罪をたびたび新聞やニュースで目にします。普段はなにげなく歩いている道路も、こういった米軍の船が入港したときは怖くて出歩くことも控えています。

 もうすぐ選挙もありそうです。ここにお集まりのみなさんとご一緒に安心して仕事と生活ができる政治刷新の活動に参加したいと思います。