長与町議 河野龍二さんの投稿です。
「しんぶん赤旗」2008/12/22
わが町 ふるさと  
長崎県長与町

 
 長与町は、長崎市の中心部から約10キロの位置にあり、北東は琴の尾岳450b を含む、三百b級の山岳地を境に諫早市、西は小丘陵で時津町(とぎつちょう早)と接し、ています。

 また、長与町のシンボルとも言える長与川が、その源を琴の尾岳中腹に発し、町の中心部を南から北へ流れ、波静かな大村湾に注いでいます。

 長与町は純農村地帯として、柑橘栽培を主体に発展を続けてきましたが、昭和45年頃から長崎市街地が北部へ伸びるに伴い、JRが町を横断して便利なことから住宅都市として、宅地化が進みはじめました人口も4万人に到達し現在の人口は42,568人です。

甘いミカン 大村湾でペーロン
 200年余の歴史を誇る長与みかんは糖度が高いことから有名で、遠くは金沢まで出荷されています。

 波静かな大村湾ではマリンスポーツを楽しむ風景も見られます。  長与町でも長崎の夏の風物詩の一つペーロン大会が行われ大変賑わいます。
 そのペーロン船を利用して修学旅行の体験ペーロンがおこなわれ、年間1千人を超える方が体験されています。

 山の中には沢山の昔話がありますが、鍋石(なべいし)さんと言われる皮膚病に効く祠があります(写真)
 不思議なことに樹液に触れると湿疹がでるハゼの木の下に鍋のような大きな石の窪みがあってここにたまった雨水を患部に付けると皮膚病が治ると伝えられています。今でも時々利用される人がいるようです。

 こうした自然環境に恵まれた地域に、イオングループによる、大型城業施設建設計画が持ち上がりました。

 この計画に自然環境保護に取り組む住民の方と力を合わせ計画阻止の運動に取り組みました。議会でも日本共産党もこの問題を取り上げ、また業者の皆さんと県に対し抗議行動を続ける中で、長崎県は開発不許可の決定を下し開発計画を断念させることができました。

 自然と住宅が調和した長与町。これからもこの自然環境いかに守っていくかがこれからの課題です。