「しんぶん赤旗」2008/11/22
頑張る比例候補 
ふちせ候補に期待 諫早市


 衆院選九州・沖縄ブロックで比例二議席をかならずと、長崎県で奮闘するふちせ栄子衆院比例候補(長崎一区重複)は13,゜14日の両日、諫早市内で党支部・後援会とともに行動。市民に支持を訴えました。「どこの街頭宣伝でも誰かが出てきて聞いてくれる」(ふちせ候補)という期待の声を追いました。
                        (長崎県 原口一二美)

 13日は中野太陽市議の地元多良見町や諫早市西地区で、14日は木村和俊市議らと小長井、高来、諫早市街地で宣伝しました。

 14日小長井での街頭演説。「共産党は当たり前のことを言っていてるのに(国政では)選挙になればどうして弱いのか」と聞いてきた近くの商店の店主が「今は何の商売も大変。国保が高い」と漏らせば、別の商店主は共産党を応援していると話し、ふちせ候補に「無理して頑張って。無理せんと上がらんから」と笑って激励しました。

最後まで聞く

 佐賀県との県境の地区では、海辺でゴミを片付けていた年配の女性が、「後期高齢者医療制度はおかしか。今度の給付金もせんでよか。あんたたちに頑張ってもらわんば」と話しました。
 女性は演説が始まると仕事をやめ石に腰掛け、最後まで聞いてくれました。

 午後は新婦人内後援会のつどいに参加。ふちせ候補は消費税や後期医療、派遣労働問題などについて語りました。参加者からは若者の労働の実態が次々に出されました。

 「息子は前の職場でリストラされた後、3カ月更新の派遣で働いている。いつ仕事が亡くなるか不安」。他の参加者からも子どもの働き方について「300人の会社で100人がリストラ。仕事は増えて給料は減額。朝6時に家を出て、帰りは夜の12時。その上主張も多く、家庭は母子家庭同然」。「学校(の非常勤教師)も1年契約。クラブで土日もない。学校契約がないときには、1日に3つの仕事を掛け持ちしていた」…。

 麻生首相が打ち出した定額給付金に対する批判も出されました。

 ふちせ候補は宣伝カーを呼び止められて激励されたことを紹介。「党に対する期待は高まっている」と述べると同時に「期待と投票は違う。一票一票の積み重ねが大切。まわりに『比例は共産党を』の一声をかけて欲しい」と訴えました。

 諫早駅前では小雨の中、後援会員がプラスターを持って立ち、市民にアピールしました。青年が宣伝カーに手を振って応援。ふちせ候補は演説が終わると駈け寄り、青年の仲間と共に記念撮影しました。

給付金はむだ

 アーケード商店街でこの日最後の宣伝。土曜に日にもかかわらず通行人は多くありません。空き店舗も目立ちます。

 ある店主は経済対策をまずやってほしいと話し、「給付金なんてむだなことをしないで福祉に回すべき。安心して暮らせるようにしてほしい。同業者もたくさん廃業した。今あまりにも自由化され過ぎている。これからはある程度規制することも必要です」と語りました。