ニュースへ
特別記事へ
「しんぶん赤旗」2008/10/11 1面から3面
平戸市
店頭にもパンフ
元自民役員も「書いてあるとおり」


 長崎県平戸市の日本共産党平戸支部は、昨年10月、市議空白克服のために移住してきた山アかずひろさん(51)とともに、パンフレット『私たちはこんな新しい日本をめざしてます。』の配布や街頭宣伝、ポスター張りと、衆院九州・沖縄ブロックの比例二議席獲得に向け、奮闘しています。

 平戸市は世帯数1万7千。当初党党地区委員会から届いたのは、4千部。これまで配布したことのない数でしたが、「半分の世帯に届けて党の風を吹かせよう」と4千部追加しました。

 配布に協力してくれる人を増やしてきました。これまでの選挙では6、7人で配布していました。今回は、「知り合いに渡すけん3部」「近所に5部」という人から「400部よかよ」という人まで、すでに20人以上の人が初めて協力。総勢30人で配布しています。

一気に配布 さっそく反響
 パンフを置いている店も4店舗に増えました。そのなかの一軒、赤野正一さん(66)。理容院です。客用の雑誌の上にパンフを置いています。「当たり前のことを書いてあるから」と抵抗がありません。さらに、「今の政治はおかしい。こんな政治は変えたいですね」と話しながら、お客さんに手渡しています。

 平戸市での有権者の変化に、支部長の寺田重也さん(63)は、「切羽詰まった暮らしに追い込まれた市民の目に、共産党が少し見えてきたのではないでしょうか。党を知ってもらう絶好の情勢だと感じています」と語ります。

 しかもこのパンフ配布後、市民から反響がさっそくありました。平戸に住むという人から、「パンフを見た」と日本共産党本部に6日午前電話があったのです。「自民党は口ばかり。自民党の役員もやっていたが、もうやめた。パンフに書いてあるとおりだ」。

 本部から連絡を受けて直後に山アかずひろさんがその方を訪ねると、、「もう生きるか死ぬかだ。生活が成り立たない」と窮状を訴えました。
 そして、「政治ば変えるためにも、共産党ば大きくせんば。ばんばってほしい」と激励。日曜版読者になりました。

 はそのためにもなかまを増やさなければ。共産党に入りたい。ともにがんばりましょう」と逆に激励されました。
 
 平戸支部の街頭宣伝はことしに入って5百回を超えます。ハンドマイクを抱え、集落ごとに訴えています。
 ポスターも一気に78枚張り出しました。これまで張ったことがない家へも、次々にお願いしたところ、初めての家が20軒を超えました。ほとんどが、目立つところに、党のポスターがだけがドカンと二枚ずつ並んでいます。

 支部とともに奮闘する山アさんは元気いっぱいいいます。
 「どこに行っても、『共産党がんばれ』と声援をいただきます。頑張りぬいて勝って、民主的な政権への道をきりひらきたい」。