「しんぶん赤旗」2008/1/31
木曜 人とき
建交労書記として、労組づくりに全力
飯田彰吾さん(27歳)長崎市在住
 社会に貢献したくて


 ものおじしない性格です。頼まれればいやと言いません。ユニークな話し方。

 建交労の書記として、未組織労働者の組織化、労働組合づくりに忙しい日々。不当な配転、労災、パワハラなど労働者から寄せられるに相談に心を痛めています。

 「今の労働者の状況は、百年前、奴隷労働に近い。歴史のねじが反対に回されている」と。小泉内閣の構造改革、規制緩和からひどくなったと感じています。団結すべき労働者同士が争わされていると表情をくもらせます。「政治を抜本的に変えないと」と話します。

 大阪の学生時代、奈良、京都の全自治体をバイクで回りました。まとまった休みが取れれば、今度は反核ライダーとして九州一周したいと語ります。

 大学卒業後、障害者施設で働きました。

 二十五歳のとき、「あっという間の二十五年。このまま死んでいいのか。社会に貢献したい」と思いました。みんなが幸せを感じられる社会をつくりたい。組合か民主団体の専従を長崎でやりたいと建交労に入局。

 高校時代から政治の本を読み、自民党の政治や天皇制に疑問を持っていました。将来は政治家になりたいと考えていました。自民党に代わる政治をさがしていたといいます。

 細身の体にパワーを秘めています。
 とにかくまじめです。
 一番嫌いなのは、憲法を守れと言いながら、家では家事をしない人。活動と家庭を両立させたいと語ります。