第25回党大会・第1回県党会議
10年後には第3党めざす中期目標決定
 参院選といっせい地方選挙勝利へ
 
 日本共産党長崎県委員会は14日、諫早市内で第25回党大会期の第1回県党会議を開きました。

 報告にたった山下満昭県委員長は、「過渡的な情勢」の特徴などについて解明。民主党中心の政権ができ、新しい政党配置のもとで初めてたたかわれる、参院選挙で長崎県で比例5万票を必ず獲得して、比例5議席実現と東京選挙区の議席獲得に貢献しようと、呼びかけました。

 山下県委員長は、2019年までに国政選挙での得票率を10%以上にして、県内で第3党を目指すとする「長崎県の成長・発展計画」案を提起し、大きな志で前へ進もうと訴えました。

 さらに、県民の要求実現や、NPT国際会議に向けたとりくみ、諌早湾の開門求める県民運動の課題と、参院選といっせい地方選挙の勝利をめざす、2010年の「総合計画」案も提案しました。

 県下各地から参加した代議員のうち、18人が発言にたちました。県議会や市議会の変化、各地の党支部の活動経験などが生き生きと紹介されました。

 ふちせ栄子選挙区候補は、「国政候補」としての並々ならぬ意気込みを語りながら、「比例5万票実現のために、先頭に立ち全力を尽くす」と決意表明。大きな拍手に包まれました。

 県党会議では、新しい県役員を選出。第1回県委員会総会で、県委員長には山下満昭(57・再)、副委員長に石川悟(57・再)と堀江ひとみ(50・新)、書記長に西村貴恵子(62.再)の各氏を選出しました。


 記者会見で新体制を報告

 15日、山下満昭県委員長と堀江ひとみ副委員長は、県庁記者クラブで会見を開き、新しい指導体制や、参院選挙のたたかいかたなどについて報告・説明しました。

 記者の質問に答えた山下委員長は、「参院選挙では21世紀になって初めて『政権交代』が使えない選挙になる。二大政党への落胆も大きく、まったく新しい政党配置の選挙になる。共産党の声が届けば、充分躍進できると思う。いかに対話を広げるか、大いに知恵と力を尽くしたい」と述べました。