党県事務所で「特別講義」
 被爆遺構について学ぶ

 党県委員会では、毎週木曜日の午前中に集団学習を行っています。
現在は不破哲三前議長の「日本共産党党史を語る」を学んでいます。
 しかし、11月22日は「特別講義」を行うことに。党県常任委員の内田
武志さんを講師に、被爆遺構について、学ぶことにしました。
 内田さんは、長崎平和推進協議会に所属して、その「平和案内人」と
しても活動しています。
 最初は平和祈念像がある「平和公園」です。
 平和祈念像はどうして男性像か、どういう気持ちが込められているかなどを、内田さんが解説します。

 この地にはかって刑務所があったところ。刑務所跡地を見ながら、仕事で出かけていた1人をのぞき、全職員と受刑者が犠牲になったこと。その中に、多くの外国人が含まれていること、など学びました。
 平和公園内の噴水です。
 この噴水のウリは、天気が良い日だと「虹」が見られことです。

 晴天だったこの日も、いろいろな角度から素晴らしい虹を見ることができました。
 
 池のほとりには、被爆した少女の詩が刻まれていました。
 公園下の斜面には、昨年から見られるようになった防空壕が掘られています。

 爆心地は「松山町」ですが、その町内で生き残った人は、この防空壕の中にいた、9歳の少女だけでした。
 いわゆる「爆心地公園」です。
 「国際文化都市」と法律で明記されているのは、広島市と長崎市だけで、その法に基づき一帯が整備されています。
 現在の中心碑は、4代目。最初の中心碑は写真で見ることができます。
 原爆瓦が多数見られる被爆当時の地層も見学できるようになっています。
 多くの人が水を求めて来て息絶え、水面が見えなくなったという「下の川」。今はすっかりきれいになって流れています。
 浦上天主堂の被爆した天使像です。 
 浦上地区の信者たちが、昔の庄屋の屋敷を買い取り、この地に教会を建てました。

 建築後20年目に被爆。最も有名な被爆遺構の一つです。
 
 50トンもあるという、吹き飛ばされた当時の「鐘楼」もそのまま見ることができます。
 

 「事務所のすぐ近くに、こんなにたくさんの被爆遺構があるのに、今まで詳しいことはあまり知らなかった。今日は本当によい勉強になった」と、参加者に非常に好評でした。

 被爆遺構について詳しく知りたい方は、内田さんのサイトへ