7月12日におこなつた、演説から紹介します。
100年前も現代も苦しい生活は変わっていません。いま必要なのは共産党伸ばすこと。

       日本共産党青年後援会 飯田彰吾さんの訴え

 みなさん、おはようございます。日本共産党青年後援会の飯田です。今日はなぜ共産党に伸びてもらいたいのか、話をします。

 数年前にテレビを見て、目がチカチカして具合が悪くなるというポケモン現象というものがありました。最近違うのがあるんです。テレビでニュースを見ると、安倍さんがじっとこちらを見つめている。これで具合が悪くなる、安倍現象というのがはやっているそうです。みなさん、今回の選挙で自民党公明党が勝ってしまったら、これからもニュースをつけるたびに安倍さんに見つめ続けられることになってしまいます。


 ここで、一息ついて、詩を詠みます。「はたらけど はたらけど 猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」、これは石川啄木が約100年前に詠んだものです。
 「はたらけど はたらけど 猶わが生活楽にならざり ぢっと通帳を見る」、現代風に詠み直せばこんな感じでしょうか。
 頑張って頑張って働いても、一向に貯金は増えず、生活も楽にならず。今は何とかやっていける、でも将来は・・・、という人は周りにたくさんいるんじゃないですか。いかがですかみなさん。

 100年前も現代も苦しい生活は変わっていません。小泉さんから安倍さんに続く自公政治は、私たちの生活を100年前に逆戻りさせてしまいました。

 今、長崎の青年で、仕事を探している人は約1万人、でもそのうち就職できた人は約1000人。10人に一人しか仕事に就けない。就職のための企業説明会に行っても、3分の2が技術職と遊戯産業だった。長崎で働いて頑張りたい。そんな青年の思いに応えるのが政治です。

 それに逆行して、企業がリストラをしたら税金を優遇する法律を作り、派遣を原則自由化し、大量の低賃金・不安定雇用を作り出したのが自民党政治です。今や青年の半分は非正規雇用です。
 非正規雇用の正社員化を進めなさい、最低賃金を時給1000円以上に上げなさい。最賃を上げると中小企業の経営が苦しくなるというのなら、中小企業を苦しめる大企業の下請けいじめを断固としてやめさせなさい。

 今の日本、特に青年に必要なのは、大企業の献金欲しさに言いなりになるのではなく、断固として大企業のわがままを正す、そういう気概を持った政治が必要です。企業献金を一切もらわず、政党助成金の山分けにも参加しない、一筋通って日本の未来をつくる、共産党こそが必要です。

 さてみなさん、先程石川啄木の話をしましたが、啄木の時代にはなくて、今の私達にはあるものがあります。啄木は生活は苦しかったが選挙権がなかった。啄木の時代には選挙にいける人は一握りのお金持ちの人だけでしたから。
 今は普通選挙で20歳以上の人は誰でも選挙に行けます。投票することで政治を変えることができるのです。共産党が伸びれば政治が変わります。