小学生が「平和」をテーマに写真展
「平和祈念像が大きく見えた」


 長崎市立戸町(とまち)小学校の子どもカメラマンが、「平和」をテーマにシャッターを押し、現像し、印画紙に焼付け、自分たちの写真展を開きました。
 平和公園などで撮影会をし、ナガサキピースミュージアム(同市松が枝町)で「僕と私の“平和”な写真展」を開いたのは、同小学校・子どもコミュニティークラブのカメラクラブ(部長・幸田日向さん‖四年)の九人です。
 モノクロ二十一点の全作品にはかわいい添え書きが付けられています。「祈念像をななめから見ると少し違った景色です」(五年)、「祈念像を一度でいいから撮りたいと思っていた」(三年)、「平和を祈りながら撮ると、祈念像がすごく大きく見えました」(四年)、「千羽鶴は平和を願いながら作ったと思います」(四年)など、新鮮な感覚が興味を引きます。祈念像の台座に刻まれた「建立のことば」に目を向けた四年の女の子の作品もありました。
 子どもコミュニティクラブは、休日の学校で、地域の人たちが中心になって子どもたちの文化・スポーツ活動を支援しています。カメラクラブは一九九八年からアマチュアカメラマンの長井賢さんらがボランティアで手伝っています。
 写真展は、二十日(日)までの午前九時半から午後五時半まで。二十日は午後四時まで。入場無料。

「しんぶん赤旗」2005/11/13