長崎市の日本共産党江平坂本支部は二日、支部員から寄せられた声をきっかけに、長崎大学付属病院で午後九時に冷房がとめられる問題について、病院に冷房時間の延長を申し入れ、「午後十一時まで延長する」との回答を得ました。「地域要求に耳を傾け、実現できる支部になりたい」…選挙結果の討議を通じて高まった支部の思いです。そんな「支部」に一歩近づきました。

選挙だけでは

 七月十五日の支部会議。参院選の結果についての常任幹部会声明を読み合わせ、選挙戦を振り返りました。
 年金改悪を許さないために共産党に頑張ってほしいとの期待を感じた対話。「なんとしても仁比聡平さんはじめ比例で五議席の確保を」と過去最高の支持拡大を積み上げました。それだけに、悔しくて悔しくて、「民主党が何を言ってるかも知らんと、入れたもんが悪か」と言う人もいました。一方で、支部の頑張りが足りていただろうかとみんなで話し合いました。
 「頑張ったけれど、本当に地域に根ざした取り組みになっていただろうか。選挙のときだけお願いしても入れてくれんよ。地域の人の役に立ち、頼られる支部にならんばね」。支部長の原田成子さん(58歳)の言葉に、みんなが考えてくれました。
 「地域の人の役に立つ」。実践の機会がすぐにやってきました。二十三日、原田さんに支部員のAさんから電話がありました。娘が、長崎大学付属病院に入院していて、「熱帯夜でも夜の九時になると冷房がとめられる。暑くて眠れず、かえって具合が悪くなる。なんとかできんやろか」。
 
実態を調べて

 これまで要求運動の経験がありません。どこに要望すればいいのかもわかりません。堀江ひとみ市議の援助も受け、手探りでしたが、支部の「要求実現運動」は、市内の他の病院に問い合わせ、実態を知ることから始まりました。
 「お宅の冷房はどがんなってますか」。市内十六の総合病院では二十四時間稼働がほとんど、最低でも午後十時まで動いていることがわかりました。
 二日の病院への申し入れ。中田晋介県議とともに、支部からAさん、原田さんら三人が参加しました。支部で調べた他の病院の実態も示し、冷房時間の延長を求めました。病院はその場で検討を約束し、その日のうちに改善を伝えてきました。
 大学付属病院の冷房時間の延長は思わぬところに波及しました。調べるなかで、県立病院の冷房時間も午後九時までだということがわかったのです。このことは後日、中田県議が取り上げ、こちらも午後十一時まで延長となりました。「声をあげてよかった」「交渉してよかった」。支部に笑顔が広がりました。
 この日、病院近くのバス停にベンチを設置することも申し入れ、こちらも検討が約束されています。支部は盆明けにも、長崎市と交渉していく計画です。
地域住民の役に立つ支部になりたいと
 病院の冷房時間延長を実現 
              長崎市の江平・坂本党支部
 
「しんぶん赤旗」2004/8/7掲載