「しんぶん赤旗」2024/3/5

パレスチナ問題で上映会

 イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部ラファへの攻撃を強める中、パレスチナ問題について考えようと2日、長崎市に暮らす青年有志で結成した「Nagasaki For Palestine」が、岡真理・早稲田大学文学学術院教授の講演動画の上映会を長崎大学で開きました。

 講演動画「ガザを知る緊急セミナーガザ人間の恥としての」で岡氏は、1967年にガザと西岸地区がイスラエルに軍事占拠されて以来、パレスチナ人が人間としての自由も平等な権利も奪われたまま生きてきた事実を紹介しました。

上映会には大学生や留学生、社会人など27人が参加。動画上映後のディスカッションでは「講演を視聴し、知らなかったことが多くてショックを受けた」など、様々な感想や意見が出されました。

 同会メンバーの荒木李紗さん(30)は「長崎は被爆地。イスラエルの首相が核を使うかもと発言する中で、被爆者団体などとつながりを持って1秒でも早くこれを止めないといけない。長崎にいる私たちに何ができるのか考えたい」と語りました。