「しんぶん赤旗」2024/2/27

堀江ひとみ県議IR対策意見書に反対討論

 日本共産党の堀江ひとみ長崎県議は、県議会が開会した20日、長崎県が誘致を目指しながら、不認定となったカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の対策などを盛り込んだ意見書への反対討論を行いました。

 意見書は「観光振興対策・国際戦略、IR対策、新幹線・地域交通対策について」というものでIR対策については、▽申請した区域整備計画が不認定となった理由について国に十分な説明を求める▽今後の対応にかかる検討を深めること―としています。

 堀江議員は「今県議会がやるべきことは、国が認定しなかった事実を真摯(しんし)に受け止め、県民に謝罪するよう大石賢吾知事に求めることだ」と指摘。多くの県民の反対や不安の声を無視してカジノを推進し、多額の県費を投入しながら不確実な根拠しか示せない計画書を提出し承認されなかったとして、「大石知事は県民に謝罪し、カジノにたよらない地域振興策で県民に希望を語るべきだ」と訴えました。

 さらに、県議会もIR事業を推進してきた責任が問われるとして、「この際、きっぱりとIR誘致を断念するべきだ」と強く求めました。

 採決の結果、日本共産党と社民党あわせて3人が反対しましたが、賛成多数で採択されました。