「しんぶん赤旗」2023/10/28

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名宣伝行動

 長崎県と佐世保市が同市の「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)を誘致しようとしている問題で26日、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は長崎市内の繁華街・鉄橋(てつばし)で誘致に反対する署名・宣伝行動をしました。

 通りがかった市民から「がんばって」の声が次々かかり、「長崎にギャンブルを持ち込むなんて意味がわからない。大反対。大がいくつも付く」とカジノ誘致への怒りの声が寄せられました。

 新日本婦人の会長崎県本部の山下優子事務局長がマイクを握り、「県は雇用創出のためというが、みなさん、自分の子どもや孫をカジノで働かせたいと思いますか。もっとまともな経済支援をするべきではないでしょうか。最後の被爆地にしようとの思いがこもった長崎にカジノはふさわしくありません」と訴えました。

 署名をした男性(70)は「大反対です。ギャンブル依存症の人が出れば、その家族が犠牲になる。それを平気でこういうことをする行政機関は何を考えているのか」と憤りの声をあげました。