「しんぶん赤旗」2023/6/16

憲法改悪阻止長崎県共同センター署名行動

 憲法改悪阻止長崎県共同センターは14日、長崎市の繁華街そばの鉄橋で憲法改悪に反対する署名宣伝行動に取り組みました。併せて大軍拡、大増税に反対する署名も呼びかけました。

新日本婦人の会や県労連、高教組から9人が参加。「平和、いのち、暮らしを壊す軍拡なんてとんでもない!」と書かれた横断幕を掲げ、ビラを配布。署名への協力を呼びかけました。

 里正善・県労連副議長がマイクを握り、「岸田政権は、武力を持てば日本の安全が保たれるかのようにあおり、日本の自衛隊を変質させようとしている。武力で平和はつくれないし、守れない。これが過去の戦争から学んだ教訓であり、そのことが書き込まれたのが憲法です」と訴えました。

 署名をした30代の女性は「今、戦争に向かっているような感じがすごくして怖い。憲法を守らないと。政府は軍事費よりもっと他のことに税金を使ってほしい」と語りました。

 12歳で敗戦を迎えたという男性(90)は「岸田首相は税金を自分の金のように思ってとんでもない。戦争なんて絶対にダメだ」と憤り、「戦時中はひもじい思いをした。コッペパンをやると言われて軍の防空壕を掘りに行ったが、いまだにコッペパンの1個も届かない」と皮肉りました。