「しんぶん赤旗」2022/12/7

長崎県議会堀江県議が質問  18歳までの医療費全額助成

 長崎県議会で 5日、日本共産党の堀江ひとみ県議が一般質問で、県が来年度から実施を予定している 18歳までの医療費全額助成などについて知事の見解をただしました。

 現在、県の子ども医療費助成は、小学校入学前まで現物給付で実施しており、県内市町のすべてが中学卒業まで助成。 18歳まで助成しているのは 9市町あります。

 堀江氏は、県の 18歳までの医療費全額助成を「大きな成果」と歓迎し、その上で、窓口で支払う必要がなく、お金の心配をせずに安心して受診できる現物給付で実施するよう求めました。大石賢吾知事は「市、町と協議して決めていきたい」と述べるにとどめました。

 また堀江氏は、大石知事を推薦した日本維新の会の山田博司長崎 1区支部長が統一協会関連団体の行事にメッセージを送っていたことを示し、「知事も同じ立場か」と追及しました。知事は「同じ立場かどうかは判断しかねる」とあいまいな回答に終始。さらに、県は過去の名義後援の取り消しもしないと述ベ、堀江氏は厳しく批判しました。

 石木ダム建設事業については「知事はこれまで2回地元住民と話し合いをしているが、住民の願いは工事を中断し話し合いを続けてほしいというもので、その考えはないか」と質問。知事は「一日も早く石木ダムを完成させる必要がある」と述ベ、住民の願いに背を向けました。