「しんぶん赤旗」2021/8/28
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名宣伝
 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を狙うなか、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は26日、長崎市内のアーケード街で12人が参加し、カジノ反対の署名・宣伝行動をしました。

 22日に投開票された横浜市長選で、カジノ誘致反対を掲げてたかった山中竹春氏が当選したことを受け、このことを市民に知らせ、「長崎でも横浜に続いてカジノ誘致を中止させよう」との機運を盛り上げたいと取り組まれました。

 参加者は「ハウステンボスにカジノいらんばい」と書かれた横断幕を掲げ、横浜市長選の結果を伝えるビラ300枚を配布しました。

 他県から帰省しているという男性(43)は「帰ってきたらこんなことになっていて驚いた。市民の射幸心をあおることで街おこしをしようというのはその街のためにならず、逆に地域の人を苦しめる」と怒りの声をあげ署名しました。

 県は10日、IRの建設・運営を任せる事業者に「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」を優先交渉権者として選定したと発表。今後は、県と同事業者の間で基本協定の締結に向けた協議が行われます。