「しんぶん赤旗」2020/1/10
長崎市・佐世保市で今年初めての「6・9」行動

 長崎県原水協と佐世保原水協は9日、今年初めての「6・9行動」にそれぞれ取り組み「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけました。

 長崎市の平和公園では県原水協が、ローマ・カトリック教会・フランシスコ教皇の核廃絶のメッセージが書かれた横断幕を掲げ、署名への協力を訴えました。

 被爆者の女性(80)は、トランプ米政権によるイランへの軍事力行使で中東情勢が緊迫している問題について、「世界中の政権指導者が集まってやめさせるべき。報復に報復はあり得ない。憎しみを増幅させるだけ。安倍首相は口をつぐんでいるが、率先して声を上げやめさせるべき」と厳しい口調で語り署名しました。

 韓国からの旅行者の男性は署名をし、「北朝鮮の核問題が韓国にとっては一番恐ろしい。世界中から核兵器はなくすべきだ」と話しました。

 佐世保市の四ヶ町アーケードには、佐世保原水協のメンバーら8人が参加。開始直後から署名台に人が集まり、「戦争による被爆は長崎を最後にしてほしい」「安倍首相は中東に自衛隊を派遣している場合じゃない。早く辞めてもらわないと」と次々に署名。1時間で86人が署名しました。ある女性は、近所の人にも勧めたいと署名用紙を持ち帰りました。

 日本共産党の小田徳顕市議も参加し、署名を呼びかけました。