「しんぶん赤旗」2019/5/25
新婦人県本部が長崎市に申し入れ
市幹部による性暴力に対し市は真摯な対応を
 長崎市の幹部職員から取材中に性暴力被害を受けた女性記者が同市に損害賠償と謝罪を求めて提訴した問題で、新日本婦人の会長崎県本部(西本寛子会長)は23日、田上富久市長あてに、謝罪と真摯(しんし)な対応を申し入れました。

 山下優子事務局長は、市は人権問題だという意識が薄いのではないかと指摘。「平和都市、長崎の市長が、女性の人権にしっかり向き合っていないのは残念でならない。戦争は究極の人権侵害であり、女性の人権にも真摯に向き合ってほしい」と訴えました。

 佐世保支部の真如詠子さんは「このような現状で女性記者が存分に仕事ができるのか危惧する。女性記者は身の危険を感じながら仕事をしなければならないのではないか。今後一切こういうことがないように厳しく受け止め、役所内の体質を改善していくべきだ」と求めました。

 応対した人事課の大場一寿課長は「市長に伝える」と答えました。