「しんぶん赤旗」2019/12/8
佐世保市 強襲揚陸艦アメリカ配備抗議集会
 米海軍が長崎県の佐世保基地に強襲揚陸艦アメリカ(全長約257b、排水量約44970d)を配備(6日)したことを受け、長崎県と佐世保市の平和委員会は7日、佐世保市で抗議集会を開きました。

 オスプレイやF35Bステルス戦闘機も搭載できる最新鋭艦の配備には市民から不安の声が上がっています。

 県平和委員会の冨塚明副理事長(長崎大学准教授)は、「アメリカ」が、F35B搭載のために設計された強襲揚陸艦で、海外展開を行っているものと指摘。「現在日本は、昨年3月に佐世保に配備された水陸機動団を中心に、強襲揚陸部隊とまったく同じものを持つための訓練が始まっており、佐世保が強襲揚陸艦グループの日米の拠点になろうとしている」と指摘。「この危険な動きを監視しながら市民に訴え、歯止めをかける行動を展開していこう」と訴えました。

 新日本婦人の会佐世保支部の真如詠子さんは、手製のオスプレイの模型を手に、「こんな危険なものが佐世保から出撃すれば、ますます平和から遠ざかっていく。あきらめず声を上げていこう」と呼びかけました。日本共産党の山下満昭県委員長があいさつしました。

 最後に全員で「基地強化NO」と唱和し、一斉にプラカードを掲げました。