「しんぶん赤旗」2019/4/21
永井博士の如己堂 御衣黄桜が満開
  長崎平和公園近くの如己堂(にょこどう)の御衣黄桜(ぎょいこうさくら)が満開です。

 この桜は、ソメイヨシノが散った頃から咲き始め、開花してすぐの花は淡い黄緑色。徐々に黄色に変わり、やがて花びらの中心がピンク色に染まります。名前は、貴族の衣服の萌黄色に由来するとされています。

 如己堂は、自らも被爆しながら被災者の救護活動に力を尽くした永井隆(医学博士)が、2人の子どもと暮らした住まい。桜は、博士の出生地、島根県雲南市三刀屋(みとや)町から贈られました。

 近くに住む女性は「緑色の桜とは珍しくてさわやかですね。毎年満開になるのを楽しみにしています」と見入っていました。