「しんぶん赤旗」2019/6/19
党員が語る党の魅力 入党1年半で県議選に立候補本山敏彦さん
 脳性マヒで生まれたため歩いたことはなく車イスの生活です。共産党との出会いは、安倍政権が秘密保護法、戦争法、共謀罪と次々と憲法を踏みにじって戦争への道を暴走していることに不安を感じ、購読していた読売新聞と対極にあるしんぶん赤旗はどんな報道をしているのか読んでみたいと思ったことです。

  両紙を読み比べると、赤旗が正しいことを言っていると率直に思いました。2016年の参院選では安倍政権を打倒するために、共産党が独自候補を降ろして野党統一候補を応援したことを知り、強く関心を持つようになりました。

 色々調べるうちに、戦前、共産党員が命がけで戦争反対を訴え続けていたことも知りました。それを貫き97年間、名前も変えずに志をひとつに歩んできた共産党。国民を裏切ることはないし、ブレることもないと信頼を深めました。

 共謀罪が成立した2017年6月、真島省三衆院議員(当時)と西田京子諫早市議らから2回目の入党のお誘いがありました。私は諫早市で会社を経営しており、経営者の団体にも所属しています。前回は「立場が違うから」とお断りしましたが、真島さんから経営者の方もたくさんいらっしゃると聞き、決意しました。党は過激な主張もあるのかと思っていましたが、入ってみるとみなさん言葉も態度も優しくて「平和の党・まっすぐの党・ウソ偽りのない党」だと実感しました。

 入党して1年半、党員として生きていくなら何か役に立ちたいと、統一地方選で諫早市区から県議選へ立候補し、車イスで選挙活動を行いました。諫早市区は自民会派が議席を独占。何とかそこを変えたいとの思いでした。結果は残念でしたが、4年後もチャレンジしたいと思っています。

 車いすでの生活ですが、おじけづいた事はありません。会社の社訓であり、モットーにしている言葉は「失敗を恐れない。恐れるとするとそれは挑戦しないことである」です。党員として初めてたたかう参院選もこの精神で挑戦したいと思います。