「しんぶん赤旗」2019/3/12
国際女性デー長崎集会 女性の人権とセクハラ
 国際女性デーの8日、長崎市内で「2019国際女性デー長崎集会」(主催・実行委員会)が開催されました。西本寛子実行委員長のあいさつの後、弁護士の中鋪(なかしき)美香さんが、セクハラと女性の人権について講演しました。

 職場でのセクハラが起こる原因について中鋪さんは、企業自身が雇用管理の面で男性中心の発想から抜け出せていないと指摘。「女性を対等な労働者として位置づける意識に欠けており、企業のこうした対応が、男性労働者の意識や認識、行動に影響を与え、セクハラの起こりやすい職場環境がつくられていく」と述べました。

 中鋪さんは「セクハラ、女性差別の根幹はいまだに男性優位な社会構造にある。この改善、女性の地位の向上を求めていくことが重要」だと強調しました。

 参加者から「「日本の女性の地位は世界と比べても非常に低い。克服していくには」などの質問があり、中鋪さんが丁寧に答えました。

 集会では「安倍政権ノーの声を広げ、世界の女性と連帯し、女性の権利と人権が保障される社会を実現しよう」とのアピールを採択しました。