「しんぶん赤旗」2019/8/10
世界大会の海外代表や被爆者が署名を呼びかけ
  原水爆禁止世界大会の参加者は9日午後、長崎市内でヒバクシャ国際署名に取り組みました。

 市内中心アーケードにはギターの演奏で「ヒバクシャ国際署名」のためにつくられた「1人から1人へ」などの歌声が響き渡り、海外代表も参加し大いに盛り上げました。

 参加メンバーは「来年核兵器禁止条約を発効させるためにも署名にご協力ください」と訴えました。

 この日は登校日で多くの高校生らが署名に応じました。学校で被爆者の話を聞いてきたという高校2年の女子生徒は、「被爆者が高齢になってきて、私たちの世代が伝えていかなければいけなくなっている。少しでも役に立ちたい」と署名しました。

 9歳で被爆した女性(83)は「今も健康状態が悪く、辛いことが多い。ひどい貧血ですぐに倒れてしまいます」と語り、娘(54)に抱えられる様にして署名しました。娘も「核はあってはならないと思います」と署名しました。

 イギリスからの海外代表のハンナ・ケンプ‐ウェルチさん(31)は「世界大会に参加してとても良かった。この署名行動にも感動している」と述べ、積極的に声をかけ人分の署名を集めました。

 行動は「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」も共催。90人が参加して1時間で751人が署名しました。