「しんぶん赤旗」2019/3/15
長崎県議会 消費税10%引き上げ中止を求める請願提出
 長崎県議会で15日に開かれた本会議で自民、公明党などが「10月からの消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書」の提出を求める請願を否決しました。日本共産党と社民党は賛成しました。

 請願は「10月消費税10%ストップ!ネットワーク長崎」が行っていたもので、8日の長崎県議会・総務委員で審査されました。

 総務委員会で同会呼びかけ人の山下優子さん(新婦人)は、夫に先立たれ年金の受給額が減り、食べていくのもぎりぎりの生活をしている高齢女性や、インボイスが導入されれば廃業しかないという免税業者など、県民の厳しい暮らしの実態を紹介。「消費税増税が県民・中小業者の暮らしと営業に取り返しのつかない打撃となることは明らかです」と訴えました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議が紹介議員として趣旨説明。「県民所得は低く、県民1人あたりの県税は全国番目。消費税が上がれば『暮らしが成り立たない』との悲痛な声が聞かれます」と述べました。社民党が賛成討論をしました。