「しんぶん赤旗」2019/6/23
長崎県原水協のメンバー 市長と意見交換
 原水爆禁止長崎県協議会のメンバーは日、長崎市役所を訪れ、8月の原水爆禁止世界大会開催に向けて田上富久市長と意見交換をしました。

 佐藤澄人事務局長は原水爆禁止世界大会について「2020年のNPT再検討会議を前に、核保有国に核廃絶の実行を迫る大会にしていきたい」と述べ協力を要請しました。

 大矢正人代表理事は、「2020年に向けて『ヒバクシャ国際署』の数を大きく増やしていかなければならない。今後どういう取り組みを考えていけばいいのかが課題」だと述べました。

 田上市長は「伝え方を変えないと若い人が仲間に加わってこないのではないか、音楽や演劇など様々な入口を用意して平和について考える。いずれ被爆者がいない時代がやって来る、その時にちゃんと伝えることができるのか、それが今試されているのでは」と語りました。

 今年回目の国民平和大行進について、田中弘法代表理事が紹介。「平和行進の様子を描いた下絵に子どもたちとともに色を塗り、出来上がった絵を掲げて一緒に行進します。小学生から高校生まで声をかけ、美術を通して平和の問題を考えてもらう取り組みです」と話しました。