「しんぶん赤旗」2019/6/5
石木ダム建設予定地で「ほたるまつり」 自然をアピール
 
 長崎県と佐世保市が長崎県川棚町に計画している石木ダムの建設予定地、川原(こうばる)地区で25日、「第32回こうばる ほたるまつり」が開催されました。

 ほたるまつりは、蛍が飛び交う自然豊かな川原をアピールし、ダムを造るのではなく自然を守っていこうとの思いを広げようと地元住民が毎年開催しています。

 まつりでは、地元の名物などが販売され、ステージでは「長崎のうたごえ協議会」の歌唱などが行われました。午後8時頃から蛍が美しく飛び回り、参加者から感嘆の声があがっていました。

 石木ダム建設について公開討論会を求める署名を集めている「#いしきをかえよう」のブースも設置され、参加者らが署名をしていました。

 長崎市から初めて参加した27歳の男性は、「祭りを通して、若者などにも石木ダム問題を広げられるのではないかと思います。来年以降もお祭りに参加できるように、石木ダム建設に反対していきたい」と語っていました。