「しんぶん赤旗」2019/12/28
長崎で今年最後のヒバクシャ国際署名行動
  『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は26日、今年最後となる核兵器廃絶を訴える署名行動に取り組みました。33人が参加し、1時間で305人が署名しました。

 日本被団協の木戸季市事務局長とヒバクシャ国際署名事務局・キャンペーンリーダーの林田光弘さんも駆けつけ署名を呼びかけました。

 買い物客などでにぎわう繁華街。11月に長崎を訪問したローマ教皇の写真と核兵器廃絶のメッセージが書かれた横断幕を掲げ、署名を呼びかけました。「長崎のうたごえ協議会」も参加。演奏で盛り上げました。

 市内に住む女性(53)は署名をした後、「日本政府が核兵器禁止条約に参加しないなんて本当に腹立たしい。トランプさんの顔色を伺っているんじゃないですか」と怒りをあらわにしました。

 104歳の曽祖母が被爆者だという中学2年の女子生徒(14)は「母からひいおばあちゃんは大浦で被爆したと聞いている。核兵器はみんなで協力してなくしていかなければ」と署名しました。

 署名を呼びかけていた被爆者の田中安次郎さん(77)は「来年は、核廃絶の問題を若い人にも広げていけるようどう行動していくか、今までより一歩前に進むために、みんなで考えていきたい」と語りました。