「しんぶん赤旗」2019/6/11
「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける 「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で「ヒバクシャ国際署名」を訴える6・9行動を行い、14人が参加しました。大学生と専門学校生も参加。1時間で152人が署名をしました。

 「核兵器を禁止し廃絶する条約を」と書かれた横断幕を掲げ、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーの演奏が響き渡る中「核兵器廃絶を求める国際署名です。国連に届けます」と訴えました。

 岐阜県から来た男性(71)は、今から被爆遺構を回ると署名し「『原爆許すまじ』の歌の歌詞と同じ気持ち。三度許してはいけない」と語りました。諫早市在住の男性(76)は「日本政府が核兵器廃絶の先頭に立たなければならないのに、今のままでは再び核兵器が使われるのではないか」と不安を口にしました。

 高校1年の男子生徒3人が署名し「小学生の時から被爆者の話を聞くなど平和教育を受けてきた。とても大事な問題だと思う」と話し、広島県出身という長崎大学1年の女性は「原爆についてずっと学んできたので、核兵器はなくさないといけないとの思いが身についています」と署名しました。

 海外からの旅行者らも署名していました。