「しんぶん赤旗」2018/11/25
性の多様性について考えるフォーラムを開催
 長崎県と県教育委員会は21日、長崎大学で性の多様性について考えるフォーラムを開催しました。学生を含む市民約400人が参加しました。

 同性愛であることを公言している大阪市の弁護士、南和行さん(42)が講演。南さんは子どもの頃から恋愛感情は男性に向いていたとのべ、一方、社会では同性愛について否定的な情報しかなく「バレたら生きていけなくなる」と思っていたとふり返りました。そして「自分が同性愛だと公言したら傷つく社会はおかしい。これは社会の問題ではないか」と問いかけました。

 南さんは性的指向には異性愛、同性愛、両性愛、無性愛などがあること、性自認では割り当てられた性別に違和感がある人もいることなどを詳しく説明し、多様性を受け入れていくことの大切さを語りました。

 パネルディスカッションでは南さんも参加し、長崎で同性同士で結婚式を挙げた当事者など4人が、それぞれの経験などを交え話しあいました。