「しんぶん赤旗」2018/12/22
高校生平和大使らがカレンダーを寄贈
 核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴え活動する高校生らが20日、長崎市役所を訪れ同市に「高校生平和カレンダー」を寄贈しました。

 寄贈したのは高校生平和大使と高校生1万人署名活動のメンバー13人です。高校生平和大使は20年にわたりアメリカ・ニューヨークの国連本部やスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問。核兵器廃絶を求める署名を届け、平和の思いを世界に発信してきました。

 カレンダーは2011年の東日本大震災を機に作製され今年で8年目となります。高校生たちの活動の様子が写真でつづられており、東日本大震災や熊本地震の被災地にも贈られます。

 高校生らはカレンダーを手渡した後、自己紹介し15カ月分があるカレンダーの内容を説明し、それぞれの決意や思いを語りました。

 高校生からカレンダーを受け取った田上富久市長は「今はどうやって平和のバトンを渡していくのかが長崎の大事なテーマです。みなさんの活動でそれが広がってきていると感じる」と感謝の言葉を述べました。

 長崎県立西高校2年で第21代高校生平和大使の徳永雛子さんは「私たちの活動をこのように形にして渡すことができてうれしい。今後は、スイスに行って学んできたことを広げていきたい」と話しました。

 長崎市には500部寄贈され、長崎市内の小中学校などに配られます。