「しんぶん赤旗」2019/1/23
食卓から政治を考える 新婦人長崎県本部つどい
 新日本婦人の会長崎県本部は19日、長崎県大村市で小松泰信・岡山大学大学院教授を迎え、「あなたの食卓は安全・安心?日本の農業の未来を考えるつどい」を開き、会場いっぱいの約80人が参加しました。

 日本の食料自給率は38%で、日本人の基礎代謝すらまかなうことができない低さだとその実態を明らかにした小松氏は、種子法廃止など、安倍政権が推し進めているのは亡国の農政であると指摘しました。

 小松氏は安倍政権の農業政策に対置して、日本共産党の綱領や「農業再生プラン」を紹介。国の産業政策の中で、農業を基幹的な生産部門として位置づけていることなど、食卓の安心、安全を守り抜くためにも注目すべき内容であると述べました。

 講演を聞いた大村市在住の女性(66)は「子育て中の若い人たちに、政治に関心を持たないと我が子に安心なものを食べさせることはできないということを伝えたい」と話しました。