「しんぶん赤旗」2018/10/15

「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」
結成2周年のつどい 
33万1433人分の署名

 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は13日、結成2周年のつどいを長崎市内で開き、約100人が参加しました。

 「県民の会」の田中重光共同代表は目標(2020年までに50万人)に対し、この日までに33万1433人分の署名が集まったことを報告し「国民世論を大きくして安倍首相に届けるとともに、数億の署名を集め核保有国に迫っていこう」と力を込めました。

 長崎大学核兵器廃絶研究センターの広瀬訓副センター長と「長崎証言の会」の山川剛氏の二人が特別講演を行いました。広瀬氏は、核兵器禁止条約の支持国を増やしていくには簡単な方法はなく、各国で地道に支持を広げていくしかないと強調。山川氏は、被爆体験の継承の重要性を語りました。

 各分野からの活動報告があり、日本共産党の中西敦信・長崎市議は、昨年の11月議会で、日本政府に対し「一日も早く禁止条約に署名、批准すること」を求めた意見書が全会一致で採択されたことを報告。「様々な考えの会派がまとまることができたのは、被爆者を先頭とした運動があったからこそだと実感した」と述べました。

 最後に、朝長万左男共同代表は、アメリカカルフォルニア州議会で禁止条約を支持する決議が採択されたことを紹介し、「我々の運動が伝わってきている。今日が折り返し地点。もう一度エネルギーを蓄えがんばっていきましょう」と訴えました。