「しんぶん赤旗」2018/11/21
リアリズム写真集団長崎支部の第52回写真展
 リアリズム写真集団(JRP)長崎支部の第52回写真展がこのほど長崎市の県美術館で開催されました。

 9人の作品、191点を展示。村里榮さんの「長崎風景遺産シリーズ『鳴滝』とそのあたり」は、石造りの坂道が続く鳴滝の街並みを捉えています。手すりにつかまりながら階段を下るお年寄り。郵便配達も大変そうです。

 黒ア晴生さんの作品は「『戦争しない国』へ―改憲反対集会―」「すべての核兵器廃絶を」「被爆年目の証言―大塚一敏さん―」など。積み上げられた33万人分のヒバクシャ国際署名の前で訴える被爆者、「憲法守れ」と街頭で訴える若者、原水爆禁止世界大会で自らの体験を語る大塚さん。黒アさんのライフワークです。

 鑑賞していた女性(85)は「毎年来ています。私たちが知らない長崎を丹念に見て、平和や変わりゆく街など、それぞれがテーマを持って撮影しているのがいいなと思います」と語りました。