「しんぶん赤旗」2019/1/10
「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で今年初めての6・9行動に取り組み、「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけました。12人が参加し、1時間で60人が署名しました。

 「核兵器禁止条約発効へ―市民の声と行動で世界を動かす」と書かれた横断幕を広げ、原爆パネルを展示。長崎のうたごえ協議会メンバーの歌声が響き渡る中「核兵器を世界からなくしましょう。署名は国連へ届けます」と呼びかけました。

 北海道から観光で訪れ、原爆資料館も見学してきたという会社員の女性(48)は「まもなく終わる平成の時代、日本国内では戦争はなかったけれど、世界のどこかで常に戦争は起こっていた。全ての国から戦争と核兵器がなくなってほしい」とペンを走らせました。

 夫婦で九州一周旅行の途中だという栃木県の田中明美さん(50)は「ここに来る前、鹿児島の知覧特攻平和会館を訪ねました。隊員に我が子の姿が重なって戦争は絶対にいけないと心から思いました。核兵器も絶対に許せません。ここで署名できて良かった」と涙を浮かべ語りました。

 香港、スペインからの観光客や韓国からの高校生も署名しました。