「しんぶん赤旗」2018/12/28
今年最後 ヒバクシャ国際署名行動
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は26日、今年最後となる街頭署名を長崎市内で呼びかけました。

 被爆者や高校生など40人が参加し、1時間で280人が署名しました。年の瀬でにぎわう繁華街で「核兵器禁止条約の発効へ 行動しよう、声を上げよう」と書かれた横断幕を掲げ、長崎のうたごえ協議会の演奏を響かせながら核兵器廃絶を訴えました。

 初めてヒバクシャ署名をしたという、鹿児島出身で長崎の大学に通う女性(20)は、「長崎からこういう行動をしていくことに賛同します」と語り、1945年の7月に広島で生まれ被爆し、今は長崎に暮らす女性(73)は「親族は原爆でほとんど亡くなった。核兵器は絶対なくしてほしい」と署名しました。

 長崎被災協の横山照子副会長(77)は「唯一の被爆国である日本政府が核兵器禁止条約に署名するべきです。ヒバクシャ国際署名の運動を盛り上げて、来年こそは条約が発効できるようがんばりたい」と話しました。