「しんぶん赤旗」2018/10/16

第6回核兵器廃絶・地球市民集会ナガサキ
街頭で宣伝行動

 「核兵器廃絶・地球市民集会ナガサキ」実行委員会は14 日、11月16日から3日間の日程で開かれる同集会の成功に向け、長崎市の繁華街で宣伝行動をしました。長さ10bの横断幕にメッセージの記入を呼びかけ、市民や観光客らが平和への思いを寄せました。

 5年ぶり6回目となる同集会は、市民や長崎県・市などで構成する実行委員会が主催。世界のNGO(非政府組織)が参加し、核兵器廃絶に向けた様々な課題について話し合われます。

 「未来まで平和をつなごう」と書き込んだ女性(55)は、一緒にいた18歳の娘が考えたメッセージだと述べ、「最近は戦争になるのではと不安を感じます。子どもたちが戦争に駆り出されるなんて絶対にイヤです」と語りました。高校2年生の女子生徒ら5人も次々に書き込み、安倍首相が核兵器禁止条約に署名しないことに「原爆が落とされて長崎がひどい目にあったことを知っているくせに悲しい」と憤りの声をあげました。

 実行委員長の朝長万左男さんは、禁止条約に核兵器国や日本政府は加盟せずむしろ反対していると指摘。「新たな核廃絶運動を市民が中心となって広げていかなければならない。国際的な市民力で核なき世界をめざしていく、その第一歩にしたい」と語りました。

 市民らの平和の思いが込められた横断幕は、集会会場の一つとなる原爆資料館入口に集会開催まで設置されます。