「しんぶん赤旗」2018/9/28

県民の会が核兵器廃絶国際デーで署名行動 禁止条約に参加する日本の実現を 

 国連が定めた核兵器廃絶国際デ―の26日、「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は長崎市内の繁華街で35人が参加し、署名活動をしました。長崎被災協の田中重光会長ら被爆者を先頭に「核兵器禁止条約に参加する日本の実現を」と訴え、1時間で244人が署名しました。

 この日は、「県民の会」が長崎市議会の全会派に署名行動への参加を申し入れたことを受けて、日本共産党、公明党、チーム2020の市議5人が参加し、ともに署名を訴えました。

 15歳で被爆したという関順子さん(88)は被爆者手帳を見せながら「今日は病院に行ってきました。体調は良くないですが、核兵器廃絶の運動を応援しています」と署名。静岡県から修学旅行で訪れた高校2年の男子生徒は「ここに来る前に原爆資料館を見学し辛かった。署名行動をみて自分も運動に参加していきたいと感じた」と話し、一緒にいた6人も全員署名しました。

 田中会長は「署名は50万人の目標で28万人を超えた。2020年までに目標をやり遂げて、日本政府に核兵器禁止条約に参加するよう迫っていきたい」と力を込めました。