「しんぶん赤旗」2018/01/25
諫早開門を求める決起集会 原口知事候補があいさつ
 「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会は23日、長崎県諫早市で開門を求める決起集会を開き、漁業者や支援者、弁護団が参加しました。2月4日投票の知事選挙をたたかっている原口敏彦候補も駆けつけました。

 堀良一弁護士が集会に先立って市内で行われた漁業者や弁護団と農林水産省との意見交換会について報告。国が「開門しても効果がない」と述べたことなどに対し、漁業者から批判の声が上がりました。

 父親が漁師という会社員の植木勇次さん(35)=諫早市小長井町=は「小長井が大好きで誇りを持っている。有明海を当時の姿に戻し、継承していくのが自分の使命と思っている」と述べ、漁師を継ぐと決意を語りました。

 原口候補が「私の立場は明確です。開門を命じた確定判決を守り、防災と農業・漁業の両立をめざす。解決のためには知事自ら漁民、農民と、とことん話し合うのがあるべき姿。有明海の再生を勝ち取るために全力で頑張ります」と決意を述べると、大きな拍手が起こりました。

 集会後、漁業者の松永秀則さん(64)は「県民の意見を聞いて、平等に応えてくれる人を応援したい。原口さんはまさにその気持ちを持っている人。私たちも一生懸命応援したい」と話しました。