「しんぶん赤旗」2018/01/17
長崎知事選 明日告示 共同し暮らし守る原口候補で変えよう

 長崎県知事選が18日告示(2月4日投票)されます。「民主長崎県政をつくる会」の原口敏彦候補(56)=日本共産党推薦=が、安倍政権いいなりの県政から県民と共同でつくる新しい県政への転換をめざします。現職の中村法道氏(67)=自民・公明推薦=が立候補を予定し、一騎打ちとなる見通しです。

 中村知事の2期8年は大型公共事業に税金をつぎ込み、子育て、くらし、福祉には冷たい県政です。その結果、県民所得は38位から45位に後退。人口減少率も九州一で先細りの県政となっています。

 原口氏は「県民が主人公」の立場をつらぬき、新幹線や石木ダム建設などのコンクリート優先から子育て・福祉優先へ。生活密着・地域循環型の公共事業で仕事と雇用を増やす「県民の暮らしの力アップ」をめざします。

 「9条について一切手を触れてはならないんだという考え方は持っておりません」と語る中村知事。被爆地長崎の知事とは到底思えない発言に、被爆者をはじめ、県民から怒りの声が上がっています。

 原口氏は県原水協の常任理事も務め、「平和と核兵器廃絶を求めて活動することが原点」。核兵器禁止条約への調印を国に要請し「憲法は長崎の心。安倍9条改憲ノーの審判を被爆地長崎から示していこう」と訴えています。