「しんぶん赤旗」2018/01/04
福祉最優先県政を 原口知事候補が新年の訴え

長崎市の諏訪神社で1日、県知事選(1月18日告示、2月4日投開票)に民主長崎県政をつくる会(「つくる会」)から立候補する原口敏彦候補(無所属、日本共産党推薦。56歳・新)が、新木幸次「つくる会」事務局長、山下満昭党長崎県委員長らとともに、新年のあいさつに立ちました。

原口氏は、現知事就任時全国38位だった県民所得が今では45位へと低迷していると指摘。「長崎新幹線などムダな大型開発中心から、子育て・福祉最優先の県予算へと切り替え、県民の所得・雇用を増やす県政への転換を」と呼びかけました。

住民合意のない石木ダム工事は中止すること、諌早湾干拓の排水門は開放し、農業・漁業の両立をめざすことなど県民の声を聞く県政をめざす具体策を語りました。被爆地長崎の心をつらぬき、核兵器禁止条約の調印を国に迫ることや、安倍9条改憲を許さない決意を述べました。

「明けましておめでとうございます」とビラを渡す参加者に「(原口さんに)絶対、入れます」「今の知事はひどかもんね」と声をかける人や、原口氏に握手を求める人がいました。