「しんぶん赤旗」2017/10/02
 被爆者の故谷口稜曄さんの最後の思い世界へ
  国連会議で7月に採択された「核兵器禁止条約」の調印が始まった20日に、長崎被災協はユーチューブに被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんの「ラストメッセージ」に英語の字幕をつけた動画を投稿し、話題になっています。

 ラストメッセージは、「核兵器禁止条約」が国連で採択されたことを受けて、8月に亡くなった谷口さんが最後に禁止条約採択の喜びとともに、核兵器を持つ国が増えていることへの危惧や、核兵器廃絶への自らの強い思いなどを病室から語ったものです。

 谷口さんは復帰を目指して闘病していましたが、思いかなわず30日に亡くなりました。長崎原水協の大矢正人代表理事は「世界中の人々に谷口さんの思いを知ってもらい、広げてもらいたい」と語っています。
 
 動画はユーチューブから「LAST MESSAGE OF TANIGUCHI」で検索すると見ることができます。