「しんぶん赤旗」2016/10/29
長崎「新幹線」は中止を!
予算決算委員会で堀江県議が総括質疑
 長崎県議会予算決算委員会で26日、日本共産党の堀江ひとみ県議が総括質疑に立ち、2022年開業をめざす九州新幹線西九州ルート(長崎「新幹線」)の建設にかかる用地取得について質問しました。

 鉄道運輸機構が長崎新幹線用地取得に関し、ルート対象の地主を訪問し「このままでは2022年の開業に間に合わない、来年3月までに強制執行に入る」と発言していたことが地主から堀江県議への訴えで判明しました。

 堀江県議は「公共事業は住民の合意のもとに進めなくてはならない。『強制執行』との発言は、この事業は住民の合意が得られていないことを証明している。強制執行による用地取得があっていいのか、今後そういうことがあり得るのか」と厳しく批判し、中村法道知事の見解を求めました。

 中村知事は「あるのかないのかと答えるのは差し控える」と強制執行を否定しませんでした。

 最後に堀江県議は「少なくとも現時点関係者の理解が得られていない長崎新幹線事業は中止をしていただきたい」と強く求めました。