2016/10/23
2016年長崎県母親大会
「慰安婦問題の真の解決を」池田恵理子さん講演

 
 2016年長崎県母親大会が23日長崎市内で開催され、のべ400人が参加しました。

 午前は「あなたは国が国民を縛る憲法を望みますか」「今!災害が起こったら」「うたの広場」など6分科会で学び合いました。

 午後の全体会では元NHKディレクターで「女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんが「日本を戦争する国にさせないために 歴史の真実とマスコミの役割」と題して講演しました。

 長年「慰安婦」問題に取り組んできた池田氏は「被害女性が名乗り出ることにより『慰安婦』問題が国際的に戦争犯罪であると認識された。しかし、日本の右派の政治家などによる『慰安婦』バッシングにより、教科書への『慰安婦』の記述はゼロとなり、日本のマスコミでは慰安婦問題がタブーとなっていった」と述べました。

 そして「『慰安婦』問題の解決なしにはアジア諸国の人々と信頼関係を結ぶことはできない」と強調し「市民との連帯で運動を進めていきたい」と語りました。