「しんぶん赤旗」2016/10/18
ゆら〜り竹の曲芸 
若宮稲荷神社秋の大祭 「竹ン芸」

 若宮稲荷神社(長崎市)の秋の大祭が14,15の両日あり、戦後に復活し65回目の「竹ン芸」が奉納されました。

 「竹ン芸」は、国と市の無形民俗文化財で、その起源は中国伝来の「羅漢踊」と言われています。高さ10b余りもある青竹の上で、女狐(きつね)と男狐に扮した若者が曲芸を披露します。祭囃子に浮かれて、狐が竹やぶで遊び戯れるさまを表現しています。

 見物の人々からはお囃子に合わせて「よいしょ!」「よいしょ!」のかけ声がかかり、ゆら〜り、ゆら〜りとしなる青竹の上で繰り広げられる曲芸に歓声が上がっていました。