「しんぶん赤旗」2016/10/07
じん肺根絶へ署名呼びかけ
「第27回なくせじん肺全国キャラバン」の長崎実行委員会
 じん肺やアスベスト被害の根絶を求める「第27回なくせじん肺全国キャラバン」の長崎実行委員会は1日、長崎市の鉄橋で署名宣伝行動をしました。
 「長崎は昔炭鉱で栄えたところであり、伊王島、高島などでたくさんのじん肺患者が出ています。じん肺の根絶運動に皆さんのご支援・ご協力をよろしくお願いします」と署名への協力を呼びかけました。

 また、三菱重工業長崎造船所(長崎市)の下請け会社の元従業員らが、造船所の仕事で「じん肺」を患ったとして、三菱重工業に対して損害賠償を求めた「三菱長崎造船じん肺・アスベスト」第3陣訴訟への支援も訴えました。

 署名をした大学生の女性(20)は「じん肺キャラバンのことを初めて知りました。若い人は、あまり知らないと思う。若い人たちがこういう活動に協力していけたらと思い、署名しました」と話しました。

 長崎実行委員会の中里研哉事務局長は「市民の反響が非常に良いと感じる。若い人が署名に応じてくれてうれしい」と語りました。