「しんぶん赤旗」2016/09/04
石木ダム建設撤回を
党長崎県委員会 堀江県議ら県に要請

 日本共産党長崎県委員会は1日、県に対し、県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムについて、石木ダム建設につながる、付け替え道路工事の再開をしないこと、石木ダム建設撤回などを申し入れました。堀江ひとみ長崎県議、内田隆英長崎市議、原口敏彦長崎県委員会書記長が参加しました。

 長崎県はいままで共産党の申し入れに対しては、部・課長しか対応していませんでしたが、堀江県議の抗議により、今回は初めて里見晋副知事が対応しました。

 堀江ひとみ県議は、「計画から50年たつ中で、本当に石木ダムは必要なのか。現在建設中止を求めて裁判も継続中。せめて裁判継続中のこの時期だけでも付け替え道路工事を中止していただきたい」と求めました。これに対し里見副知事は、「治水対策・渇水対策には必要な事業。災害はいつ起こるかわからない。1日も早く完成させるためには工事の中断はできない」と回答しました。また堀江県議は、「このままでは知事の行政代執行の判断がされる。各地で自然災害により住民が家を奪われる状況が起こっているが、行政が県民の家を奪って良いものか」と石木ダム建設計画の撤回を強く求めました。