「しんぶん赤旗」2015/05/19
長崎県原水協2016年度の定期総会を開催
被爆者の思いを受け止め署名の大きな飛躍をつくろう
 長崎県原水協(大矢正人代表理事ら)は14日、長崎市内で2016年度の定期総会を開きました。

 冒頭、日本原水協の安井正和事務局長が講演。核兵器廃絶をめぐる世界や日本の動きについて詳しく紹介しながら、「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」の意義について解明しました。そして、被爆地の長崎でこそ「被爆者の思いをしっかり受けとめ、署名の大きな飛躍をつくろう」と呼びかけました。

 長崎被災協の横山照子さんは、「昨年の被爆祈念式典で被爆者の谷口さんが『戦争法案反対』を訴えると、異例の拍手がわき起こりました。これは被爆者の不安や心配の反映です。被爆者の平均年齢は80歳を越しました。この署名を世界で数億人分集めるために、力を貸して下さい」と、訴えました。

 県原水協の大矢正人代表理事は「今は、『2015年安保から2016年選挙』と言われるような激動の情勢。みんなの頑張りで情勢を切り拓いていく年にする」と決意を語りました。

 総会では、「被爆者国際署名の推進」「2016年世界大会の成功」「原水協の組織的強化」などを呼びかけた2016年度の運動方針を採択した後、新しい役員体制を確認しました