「しんぶん赤旗」2016/01/28
被爆者の経験次世代に
長崎・原水協学校で講演会
 九州・沖縄ブロック原水協学校が23、24の両日、長崎市で開かれました。長崎県原水協は23日、原水協学校の一環として講演会を開き、約100人が参加しました。

 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)センター長・教授の鈴木達治郎氏が「長崎を最後の被爆地に」と題して、昨年11月に長崎市で開かれた第61回パグウォッシュ会議を振り返りながら講演しました。鈴木氏はパグウォッシュ会議の「長崎宣言」を紹介し、「広島、長崎の被爆者、世界のヒバクシャの経験を次の世代に継承していくことは決定的に重要です」と強調しました。

 日本原水協代表理事の高草木博氏が講演し、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の「(何百万もの署名を集める努力に)私は全面的に支持を誓いたい」との言葉を紹介。核保有国、核依存国(核の傘)で被爆者の体験を証言していく活動が必要で、それが日本の役割であると語りました。