「しんぶん赤旗」2015/12/11
石木ダム予測過大
長崎県議会・堀江議員がただす
 長崎県議会で、日本共産党の堀江ひとみ県議が3日、一般質問を行い、中村法道知事の政治姿勢についてただしました。

 堀江県議は石木ダム事業について、佐世保市の過大な水需要予測のグラフを示し、「佐世保市の水需要予測も川棚川の流量も過大予測」とのべました。「反対地権者と面会する考えはないか」と尋ねると、中村知事は「予測値は過大な数字ではない」「100年に一度の洪水にも耐えうるダムが必要」とのべ、「地権者とのゼロベースでの話し合いは難しく、計画を白紙に戻すのには応じかねる」と答弁しました。

 堀江県議は、中村知事に安保法制についての見解を求めましたが、安保法制廃止の立場ではないと背を向けました。諫早湾潮受け堤防排水門開門について、漁民の立場に一切断たない知事に双方の解決に向けた対応を求め、九州新幹線西九州ルートについては、「県の財政状況から見ても断念すべき」と迫りました。